窯元を辞書で調べると『陶磁器を窯で焼いて作り出す所。また、その 陶磁器を作る人』とあります。
九谷美陶園は大正3年創業の窯元で初代、2代の大正、昭和の頃は轆轤(ろくろ)や成型の職人を沢山抱え作家さんにも多数供給しておりました。
3代の平成では器のデザインを大幅に変えモダンな九谷焼を作り大変好評でした。このように窯元とは成型から絵付けまでの工程を持って規模の大小はありますが量産できる(同じものをたくさん作る)という機能を持っているところと言えるでしょう。それとは別に作家、陶芸家は一点ものを作ることが多く一つの作品を沢山作るということはあまりしません。
以上の定義からお客様から加賀に九谷焼の窯元はいくつあるのかと聞かれることがありますが10はないのではとお答えしています。
それくらい今では九谷焼の窯元は少なくなっています。
その様な環境の中でお客様から工房見学できないのかという声が多く、今回九谷美陶園は工房見学を出来るようにいたしました。
ただ、専門スタッフを抱えているわけではないので成型工程、本窯、絵付工程、絵付け窯を10分くらいで見ていただく形になります。
ご希望の方は、お問い合わせください。
(株)九谷美陶園 07617-76-0227