器にはいくつもの模様が描かれていますが、いくつかの代表的な文様を解説したいと思います。
1回目は瓔珞文様(ようらくもんよう)です。
瓔珞文様は インドでヒンズーの神様達がネックレスやブレスレッドとして付けているアクセサリーが原型ですが、同じインドでブッダが始めた仏教が伝えられた時に装飾文様として様々な工芸に使われているものです。
仏教では仏陀はアクセサリーを身に着けて居りませんが、写真の様な仏陀の脇侍として普賢菩薩始め沢山の脇侍は瓔珞を身に付けております。
胸のアクセサリーが瓔珞文です。
焼き物にも多数使われている文様ですが、九谷美陶園でも以下の器でデザインされています。