手描きの九谷焼窯元 瑛生の器 大正3年創業 山代温泉の工房で製造販売 九谷焼窯元 九谷美陶園
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切手になっている古九谷を写した九谷焼の飾り皿
2018.04.11
丁度のJAUWの会に出席するので、“美術館おたく”の人に勧められて
県立美術館の「加越能野美術」を見ました。
(彼は東京から加賀市・九谷焼美術館のボランテイアに来ている友人です)

お城や、兼六園のある辺りは、大きな樹々が茂る金沢のベストスポット。
やっと少し涼しくなって出掛けるのも気持ちが良い季節になりました。

新装なって大きなピクチャーウインドウからお庭が見える、
美術館では、丁度美術館員の説明があって、
当地方にある豪華で華麗な2幅の両界曼荼羅、法花の大壺、光悦の書のある宗達の工房の秋草の屏風、
大名物茄子茶入、平清盛,頼盛野の美しい「金字法華経」等
素晴らしいものを説明して頂きました。

さて、切手の図柄になっている古九谷はこのblogの写真の2点のみです。
切手は、伝統的工芸シリーズの第1集として1984年(昭和59年)に出ました。

先代の寺前英一が九谷美陶園を経営していた時代に、
この2枚の古九谷写しの飾皿を作っておりましたので、この切手を当時10万円分買い、その後も見付ける度に買い増したので、未だに、この飾り皿をお買い上げの方に切手をお付けしております。
(日展、伝統工芸入選作家の山岸雄三氏が丁寧に描いているものです)
「叭々鳥の図の大皿」は東京の上野の博物館に、
「牡丹の図」は石川県立美術館にあり(偶に展示される)、
こうして並んで見ることは珍しい事です。
実物は堂々とし、筆力も鋭く、何と立派なものかと感動しました。

「叭々鳥」というのはどんな鳥かと思っていましたら、
鳥の画家・上村淳之氏が中国の寒山寺で沢山の叭々鳥を見たと25年ほど前に「日経」に書かれていました。
その後、この「叭々鳥の飾り皿」と同じ図柄の漆のお盆がある事を知り、能登の美術館で拝見しましたが、
今度の企画ではこのお盆も横に展示されています。
(このお盆が原画という事実は多分 明治時代ころに分かった様です)

この叭々鳥を描いた日本人は、中国の漆のお盆の絵からほとんど同じ図柄で絵皿にしたわけです。

その他有名な古九谷・ゴッホが描いたような、大きな1本の樹や布袋のお皿等沢山の名品が並んでおり、思いがけず素晴らしい古九谷に出逢った展覧会でした。
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